名前:レミリア・スカーレットだと思われるお方

もしかしたら66%

紅魔館の吸血鬼

俺は今、父の昔話を聞いていた
聞いた理由はしょうもないが、遺影の写真が祖父祖母二人そろって写っているからだ
明らかにおかしいから成人になってようやく聞いたのだが、しょうもない理由だった

「親父とお袋は本当に凄かった。妖怪にも人間と同じように接していて」
「妖怪が傷ついていれば助けてたし、腹を空かしていれば自分たちが作った農作物を食わしてた」
「だから、この家の家訓は{全てを愛せ}なんだ」

他にも疑問だった事も話してくれて、今日の話は色々と良い物だった

「お前も妖怪は嫌いではないだろ?」

当たり前だと父に話した
そう、私は妖怪は嫌いではない
父が言っていた祖父母の行動が自分と同じ場面もあった
傷ついていた妖怪を拾ってきて、竹林にいる永淋先生に持って行ったりとかした

「そうかそうか♪」

父は当たり前だと言ったら満面の笑みで俺を見た
どうやら俺は、父の育てたとおりに育ったようだ
まぁ、悪い気はしない

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あらすじ3