名前:レミリア・スカーレットだと思われるお方

もしかしたら66%

紅魔館の吸血鬼

「はっ!ほっ!いやぁあ!」
いつものように紅魔館に訪れると、美鈴が何かをやっていた
「あ、おはようございます!いつも紅魔館までおつかれさまです!」
こちらに気づいた美鈴は、元気よくこちらに向いて挨拶してきた
自分も挨拶をし、さっきまで何をやっていたのかを聞いた
「ただの練習ですよ。門番として練習もしていますが、ときおり人里の人とか妖怪とか、格闘に自慢がある人たちが試合を申し込んでくるので、そのための練習でもあります」
紅魔館に毎日来ているが、ここまで気合の入った練習を見たのは初めてだったので、なぜここまで今日は気合が入っているのか聞いてみた
「今日は事前に試合が申し込まれていて、それに向けて最終調整みたいなものですよ。門番の仕事でも練習を怠ってはいけないのですが、試合が事前に申し込まれていたらその日に向けて少しだけ練習の量を増やしてるんですよ」
ふと、紅魔館のバルコニーの方に目を向けると、パラソルと椅子と机が設置されていた
この事をまた美鈴に聞いてみると
「今日はお嬢様が試合相手をセッティングをしたんですよ。どうやらなかなかの格闘自慢だそうで、この試合を結構楽しみにしてたらしいですよ」
「当たり前じゃない、私が選んだ相手なのよ?どんな試合になるか楽しみだわ」
紅魔館の方から声がすると思ったら、設置されていたバルコニーの椅子にレミリアが座っており、その隣には咲夜さんが立っていた
「そこだと試合の邪魔になるわ。あなたもこっちに来なさい」
レミリアの反対側、机をはさんだ向こう側にも椅子があった
それを見て、俺はすぐに行くと言って紅魔館に入っていった

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レミリアと美鈴のある1日