【そして食事会が終わり……】
「んー♪美味しかったわ♪」
「ご馳走様でした」
「ふふ。お粗末さまでした♪……作ったのは貴方だけど」
「いえ、材料はそちら持ちですし、妖夢が作ったものも多いですし」
そういうと幽々子は満足そうにうなずき、続けた。
「貴方なかなかいい腕ね?家で働く気はないかしら?」
「はは、ありがとうございます。でも、すいません。先約がいますので……」
「あら残念♪……でも、もし機会があればまたお願いしようかしら。美味しい料理はいつでも歓迎だから♪」
ニコニコと満面の笑みで言う。
なんだか便利に使われそうな予感が……。
なんて思っていたのだが、ふとその笑顔に影が差した。
「……ああそうそう。雀さん。この後少しいいかしら?」
「え?はい?」
「ちょっと私の部屋にいらっしゃい」
「えと……いいですけどなんですか?」
「ふふ♪来てからのお楽しみよ」
なんでミスティアだけ?
まさか、いや、……。
不安になり、妖夢に小声で聞いてみる。
「妖夢……これまさか食べる気じゃないだろうな……」
「いや……大丈夫だと思いますよ?……たぶん……」
……不安だ。
→