名前:ミスティア・ローレライ

焼いた鰻の数106本

鰻一本

――ひゅ………どーん!

「あ、ほら!」
「うわぁ……」
その音に、誰もが振り向き空を見上げた。
夜空に大輪が輝き、町を照らす。
子供は派手な音にはしゃぎ、大人は美しさに笑顔を零していった。
そして俺たちは、……。
「……」
「……」
次々と花開く今夜の空に見惚れて言葉を失っていた。

――ひゅ……どーん!

「ねえ。○○」
ポツリと、ミスティアが呟く。


夏祭りイベント13