名前:ミスティア・ローレライ

焼いた鰻の数106本

鰻一本

【妖怪の山・九天の滝】
「ふふ……大分捕れたね?」
「よくそんなに捕まえられるよな」
ミスティアの籠の中に大量の鰻が動き回っているのが見える。
「慣れてるからね。これでも最初は苦労したんだよ?」
「そうなのか?」
「うん。最初なんか掴んでもぬるぬる滑るからすぐに逃げられて…たまに服の中とかにも入っちゃたりとかもしたし……」
「え?」
「……なんか今やらしー事想像したでしょ」
「し、してない!」
「本当?」
「本当だって!」
「………くすっ。ごめんごめん♪顔真っ赤にしちゃってるからついからかいたくなっちゃった」
「………」
たまにこういうことをされるから敵わない。
「ふふ。拗ねないの♪」
「別に拗ねてないよ……」
「くすくすっ♪ほら。そろそろ帰るよ。早くこっち来ないと置いて行っちゃうよ?それともこのまま残っちゃう?」
「勘弁してくれ……」
「じゃあしっかり掴まっててね♪」
「わかったよ。やれやれ……」
ともかく、これで全ての準備は整った。
あとは明日のために休んでおくくらいか。

夏祭りイベント7