【夏祭り・開始】
「さぁ!いよいよ本番だよ!」
「いざとなるとちょっと緊張するな」
周りを見渡すと様々な種族の妖怪や人間、その他の魑魅魍魎が、これまた様々な店を出している。
その様子が夜闇と明かり火に照らされて非現実的な空間を生み出していた。
この幻想郷で「非現実」も何も無いけれど。
「大丈夫。いつもどおり頑張ってくれればいいよ」
振り返るとミスティアが微笑んでいる。
何も一人で店を回すわけではないのだ。
「すいません。八目鰻いいですか?」
「あ。はい!」
「いらっしゃいませ~♪」
早速のお客。
夏祭りが、始まった。
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