名前:ミスティア・ローレライ

焼いた鰻の数106本

鰻一本

【夏祭り・中盤】
「ん……、だいぶ売れたね」
「だな」
山ほどあった在庫も、そろそろ尽きてきている。
彼女の出す八目鰻は万人……いや、人か妖怪かすら問わず人気だった。
「ちょっと疲れてきたけれど、前回のお祭りよりずっと楽だよ。やっぱり、もう一人居てくれると助かるね」
「俺はちゃんと役に立ってるのかな?」
「君のやってくれた仕事、数えてみて。その分だけ私は助かってるんだよ」
「そっか。ありがとう」
「なんで○○がお礼言ってるのよ?ふふ」
「いや、その……なんとなく」
「お礼を言うのは私のほうだよ。ありがと」
「はいはい、お熱い事で。まだお店は空いてるのかしら」

夏祭りイベント9