―――闇の真ずいが
目前にせまっている!
しかしそれに気が付いたとき、
俺の躯(からだ)は
たくさんのくさりで
動けなくなってしまっていた。
『ほうら…ジャレッド…
言ったはずだ。
お前はそのうち
こちら側に堕ちてくると』
オレはさけぶ。
こんなところで
やられてなるものか!
オレは何のために産まれ、
何のために生き、
そして何のために死ぬべきなのか。
それを選択する権利すら
オレには無いというのか!!
抵こうを続けるオレに
ようしゃなく
悪魔の囁きが舞いおりる。
オレはついに頭を
かきむしってさけんだ。
「もうやめてくれ…!
あの忌まわしき過去が…
よみが…え…う………
うわああああああ!!」
(BY 信二)
もうやめてくれ…!あの忌まわしき過去が…よみが…え…う………うわああああああ!!