鎖骨う?

…どーぞ?



塁は長い髪を掻き上げて
首元を晒してくれた。
目に毒な白さだ。

微かに隆起する鎖骨に触れると
塁が少したじろいだ。



…そこちょっと弱いのよね。



多少弱気になった塁に
なんとも言えない
ときめきを感じながら
鎖骨をなぞっていくと、
ブラジャーの肩紐に触れた。

咄嗟に塁を見てしまう。
塁は面白そうに
いつもの微笑みを浮かべていた。

そして塁が囁く。



外しちゃえば、それ。



塁姉鎖骨触る