血病みの信二の特徴は余裕が無いということ。
友人がいないという状況に信二の心が切羽詰っているということ。

それ故に信二はあなたのことを思いやる余裕もありません。


優しい人というのは自分に余裕があるから他人にも優しくできるのですが、
血病みの信二はそういうのが完全に抜け落ちた状態にあります。

そしてちょっと病んでいる自分に酔っています。
これはやっぱり持病である厨二病が効いてますね。


こーゆう奴が現実に居たらあなたはどうしますか?
優しくしますか?優しくし通せる自信がありますか?
ムリでしょ。ヤンデレなんて物も所詮二次元の世界です。

共依存という展開も考えていたんですが
それこそ正に心中の世界へまっしぐらですよね。



さて、結論から言いますと、信二を救うことができるのは信二だけです。

あなたが何を言おうと、彼がその言葉を信じなければ意味が無い。
自分を変えることができるのは結局自分だけなのです。


しかし血病みの信二には、自ら回復しようとする意思が無い。



つまり、あなたが血病みに踏み入れた瞬間にバッドエンドは確定していたのです。
言い換えると、あなたが血病み信二を所望したその瞬間から、
血病み信二に救いが訪れることはなくなっていた。



彼に尽くして疲弊していくか、彼と共に病んでいくか
あなたが死ぬか彼が死ぬか、
もしくは全てなかったことにする。
これしかありません。


結論、最初から血病みに踏み入れたのが間違いだったのですね。
いや、まず、信二に出会わなきゃよかった。
そしたらあなたはこんな思いせずに済んだでしょう。
まあでも、人と向き合うってだいたいこんな感じですよね。


簡潔にまとめると、
ハッピーエンド作る予定は最初っからなかった、ということです。


血病みについてのスライムの考察