あなたは信二を宥めるように
撫でてみた。


信二はしばらくされるがままだったが、
大きなため息をひとつついて
あなたの上から退いた。



「…なんか冷静さ欠けてたわ。
何やってんだろ、俺。
俺らしくねえ。
さっきのはきっと裏信二だ。
俺の闇の人格に違いない…。



…あ、あと、お前薬飲んでるぜ。
…これで効果切れるんだよな?」









君の特別になりたい


鰯5