………。
(バタン)
▼
信二はしばらく黙り込んでいたが
何か思い付いたように
突然部屋から出ていった。
(バタン)
▼
再び部屋に戻ってきた信二の手に
何か光るものが見えた。
▼
あなたが危険を感じて逃げるより早く
信二があなたの腕を引き寄せた。
(ガチャリ)
▼
手錠だ。
▼
片方の手錠をあなたの右手につけた信二は、
もう片方を自分の左手にもつけた。
…。
嫌いな奴に軟禁されたら
さぞかし嫌だろうな。
俺は幸せだけど。
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信二の右手には脅しのように
カッターナイフが光っている。
@弁解せずほっとく