鈴仙
「うーん…」


てゐ
「鈴仙、どしたのー?
鏡なんて覗き込んじゃって…。
もしかして、顔の皺が気になるお年頃ー?」


鈴仙
「そんなわけないでしょ。

…ここ最近、人里の子供が私を見ると逃げるの。
妙に怖がられてるみたいだから、もしかして怖い顔してるのかなと思って…」



てゐ
「へ、へぇー…」


鈴仙
「…私って怖い顔してる?」



てゐ
「そっ、そんなことないよー?
すっごく可愛いと思うよー?」


鈴仙
「ふふっ、ありがと。
お世辞でも嬉しいわよ。

…うーん……。」



てゐ
「……」


鈴仙
「……てゐ、あなたもしかして、何か知ってるんじゃないでしょうね?」



てゐ
「えっ!?
…あ、あはははっ、まさかー!」


鈴仙
「……本当に?
ちょっと詳しく話してもらえるかしら?」



てゐ
「は、話すことなんてないよー?

…あっ、そうだ、○○を待たせたままだった!
ま、またねーっ!」


鈴仙
「こらっ、待ちなさいっ!
てゐーっ!!」

ウドンゲイン・イナ婆