あの寓話ってさ、実は続きがあるの。
亀に負けた兎は群れを追い出されちゃうの、兎の面汚しだって言われてね。
そんなある日、負け兎は元居た群れに「子供を差し出さないとお前ら全員皆殺しだ」って脅迫かましてる狼がいるってことを知るの。
これを機と見た負け兎!
群れの長との交渉の末、万事解決したらグループに戻れることになったんだけど…。
その解決方法がね、狼を騙して崖から突き落とす…っていう、とても寓話には載せられない内容なのよ。
ま、こういうのって寓話にしてはよくある話だけども。
でも、どうせ改変するなら「後半を抜いた兎と亀」よりも、「前半を抜いた狼と兎」のほうがいいと思うんだけどねー。
兎と亀