おーっと、あんたってなかなかオツな言葉を知ってるのね!
感心、感心!
…ん?何よ、その顔は。
いーい?「兎に祭文」ってのはね、本当はうさぎさんの感受性と知性の高さを褒め称えた言葉なの。
決して「馬の耳に念仏」みたいに、意味の無いことの喩えじゃないんだよ?
まずね、うさぎさんは祭文を聞いたうえで「こんなものまじめに聞いたってしょうがない」って判断してるわけ。
そう…祭文みたいに難しいものを理解した上で判断してるの。
あんただって祭文なんて読み上げられたところで、ありがたみなんて微塵も感じないでしょー?それと同じよ。
祭文のようにありがたくても理解するのが難しいものだろうと、うさぎさんはそれを理解し、不要であると判断することが出来る…。
うさぎさんの知性の高さが伺えるでしょー?
さ、分かったんならこの通説を世間一般に広めて来なさいよ。
…嘘も百回言えば本当になるって言うしね!
兎に祭文