もー、またいじけちゃって…。
すぐそうやってヘソ曲げるんだから…。
はいはい、私が悪かったよ。ごめんなさい。
家出なんてやめてよー。
あんたが居なくなったらてゐちゃん寂しくて泣いちゃうよー、うわーん。
…これで満足でしょ?
まったく、ろくでもないこと思い立ってくれるよ。
あんたに家出なんてされたらみんな困っちゃうよ?
お師匠さまも鈴仙も姫さまも、当然私だって困るんだから。
…困るくらいで済めばいいけど、最悪の事態だって起きかねないんだからね。
私達を悲しませないでよ。
あんただって大事な家族の一員なんだからさ。
家出してやる