★あんまり明るい話じゃないんだけど、小学生の頃学校で兎を飼ってたんだ。
生き物好きだったから飼育委員長になって、休みとか毎日餌あげに行ってた。
兎に噛まれるのが怖いとか言う人が多い中、兎が怖くなくて兎も他の人からは逃げるのに、自分からはあんまり逃げずに撫でさせてくれたりして本当にかわいかった。
小学校卒業して中学生になって、兎にも滅多に会えなくなった。
「兎元気かな…?」とかたまに思い出したりしてさ、「今の飼育委員もちゃんと仕事してるだろうし大丈夫だろ!」って勝手に安心してたんだ。
中学一年生の冬休み明けだったかな…妹から「兎が死んだ」って話を聞いた。
妹も同じ小学校だったから信じたくないけど事実なんだろうな…って。
兎の寿命とかはわかってなかったんだけど、寿命だと思ってた。思いたかった。
寿命なら仕方ないし「最期まで幸せだったかな?」って悲しかったけど我慢出来た。
でも実際は違くてさ、飼育委員が冬休み中餌やりサボった事で餓死。
檻に閉じ込められてさ、お腹空いて、冬の寒さの中で独りで死んじゃった。
聞いた時は信じたくなかった、なんで餌やりサボったんだとか、飼育委員にもっと責任あるやつがいればとか、自分が卒業してなくてまだ飼育委員だったらとか…思った。
もし冬休み無理を言ってでも自分が兎の様子を見に行ってれば
兎は死なないで済んだのかなって…
飼育委員は「もうサボりません」って言って先生に少し怒られたらそれで終わりかもしれない。
でも兎はもう何しても生き返らない。
それを考えるとさ、
もう6年も前の事なのに今でも涙が出る。
重い話でしかも長かったね、グダグダとごめんね!!文章も目茶苦茶だね!
ここで話してたらなんか思い出しちゃってさ
初めて他人に話しちゃったよ!
聞き流しちゃってくれてOKだよ!少し誰かに話したかっただけだから
…お気の毒にね。
本当、聞くだけでも痛ましいよ…。
でもね、自分を責める必要なんてないよ。
絶対にあんたのせいじゃない。
それだけは断言できるよ。
それにさ…その子は寂しくて、辛くて、大変だったかもしれないけど…
最期ばかり見ないであげて?
その子の人生は最期だけじゃないんだから。
美味しかった、可愛がられた、なでなでされて嬉しかった…そういう思い出もきっとあるはずだからさ。
…少なくとも、あんたが世話をしていた時はきっと幸せだったはずだよ?
きっと今頃は月に昇って、仲間たちと楽しく元気に走り回ってるよ。
だから、たまには月を見て、その子の安らかな眠りを祈ってあげて。
それがその子の一番の供養になるからさ…。
20110322返事3