てゐ
「でも、もう竹林に近づいちゃだめだよ?
竹林にはこわーいこわーい化け物がいるの。」


少年
「こわいばけもの?」



てゐ
「そう。
この竹林にはとっても怖い化け物うさぎが住み着いてるの。
ウドンゲイン・イナ婆って言ってね、こわーいこわーい山姥兎。

もしそいつに出会っちゃったら、ぺろーっと食べられちゃうかもしれないんだよ?」


少年
「ばけものうさぎ?
でもお姉ちゃんもうさぎでしょ?」



てゐ
「ふふっ…よく気付いたじゃないの。

そう…実はね、私の本当の名前はマスクド因幡。
私は悪の兎から人々を守る使命を享けた、正義の兎さんなの。」


少年
「えーー!?
お姉ちゃんすごーい!かっこいいー!」



てゐ
「本当は誰にも言っちゃいけないんだけどね?
あんたが強くて偉い子だから、特別に教えてあげる。」


少年
「すごーい!かっこいいー!!
弟子にして!仲間に入れてよー!」



てゐ
「んー…どうしようかなー?
あんた、強い子みたいだから仲間に入れてあげてもいいんだけど…
それだけじゃダメね。
お母さんの言うことをよく聞かないとダメよ?」


少年
「わかった!言うこと聞く!
だから仲間にして!」



てゐ
「よしっ!
じゃああんたはたった今から、私の仲間だね!」


少年
「やったぁー!ありがとう!
ぼくもそいつと戦うから!」



てゐ
「うんうん!
じゃあ、ウドンゲイン・イナ婆と戦うときになったら呼ぶからね。
それまで、竹林には入っちゃダメだよ?
私たち全員の力をあわせなきゃ、あいつは倒せないから!」


少年
「わかったー!」



少年がそう言うと、てゐはあなたの方を見て、少しはにかんだ。
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