名前:西行寺 幽々子

189面ボス   (8でショートカット説明書)

餌を与える

申し訳ございませんでした
楽しいひとときに水を差したようで


それは良いんですけど…
紫様はどこに行ったんですか?


用事が出来たと言って帰りました
私としては、言いたいことは全て終えたので結構です


あ、そうですわ
説教で思い出しましたが、映姫様は一度彼に説教をなされてましたよね?
結局映姫様は彼に何をおっしゃったのですか?
とても気になりますわ♪

幽々子の言っている説教とは、恐らく正月明け位にされたアレのことだろう
俺が言ったのか記憶にないのだが、「説教は御褒美」という言葉が発端だ
あれは…とにかく長かった
結局何時間説教されたのか…


大したことは言っておりません
彼の生活についてです


エッチなこととかはなかったのですか?

あるわけがないでしょう
私は説教をしていたのです
それなのに何故彼と男女の仲になるのですか


いやいや、仮にも男女が一つの空間に数日間いたのです
きっと、反省しているのであれば服を脱ぎなさい
…まったく、全然反省しているようには見えませんね
これはお仕置きです
貴方が嫌がっても続けますからね

…とか言って
いやーん♪

いやーん♪ なのは貴女の髪の色と頭です
私は貴女から全然信用されていないのですね


いえいえ、信用しておりますわ
それにしても、怒った顔も可愛いですわー♪
(ぎゅー)

ちょ…こんなところで…
ところで映姫様はお約束をお破りになられたようでー

…!

突然映姫を抱きしめたと思ったら、耳元に口を近付けそう言う幽々子
その言葉に映姫の肩が僅かに動いた
恐らくは動揺しているのだろう
約束というのは映姫がその時に言っていたあのことなのだろう
俺が冥界にいることについて口出しをしない、と


…閻魔が嘘をつくわけには参りませんね
その通りです
私は貴女との約束を反古にし、彼に冥界にいる危険性を説きました
その結果については、今彼がここになお存在していることが全てです


閻魔様の忠告すら無視するなんて、貴方もなかなか大胆なのねー

幽々子にだけは言われたくない

さて、それではどうしましょうか
閻魔ともあろうお方が約束を破ったのですものねー♪

私を脅迫するおつもりですか?
本当に大胆なのは貴女の方ですね
…まあ良いでしょう
約束を反古にしたことは事実なのですから
それで私は何をすれば宜しいのですか?


それでは少しお耳を拝借致しますわ♪

幽々子はそう言うと、映姫の耳元に口を近付け、何かを告げた
その声はあまりにも小さく、俺には聞き取れなかった



…まあ良いでしょう
私の本意ではありませんが
しかし本当にそれで宜しいのですか?


ええ、構いませんわ
そもそもそれは強制されるものではありませんし
本人の意思が一番ですわ

分かりました
…ところで、そろそろ私は仕事に行かなくてはなりません
失礼致します


映姫は幽々子の言葉を承諾すると、そう言って白玉楼を離れていった

幽々子様
閻魔様に何を言ったんですか?


ふふ、秘密よ♪
そのうち分かるかもね

幽々子はそう言うと俺を一瞥した…気がした



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おもひでドロドロ06