あれ、幽々子様
機嫌が良いみたいですけど…
何かあったんですか?さすが仙人様ねー
そういうことも分かってしまうのね
それはもう止めてください…ふふ♪
まあ、どうでも良いではないの
ねえ紫
あ、紫様いらっしゃってたんですか私は複雑な心境だけどね
でもあの幽々子がねえ…
閻魔様はどうなったの?振られたわー
「貴女は他人の心を見るくせに、自分の心に正直でなさ過ぎる」
だって
…一番大人だったのは閻魔様だったわけねでも少し嬉しそうな顔をしていたわよ
きっと、
「でもこれで少しは大人しくなってくれるかしら
まったく…何故私の部下はこうも問題児ばかり…
頭が痛い…」
とか思っていたのでしょうね
大人しくなるわけがないのに
…そのうちクビにされるわよむしろ望むところだわー
そうなれば次こそは普通の幸せを得られるでしょうし
ねえ、貴方
え、お二人とも何かあったんですか?妖夢
貴女、男を知った割には相変わらずねー
だからあれは髪型を変えただけですって!
特に意味はないです!あ、そうそう
紫にお願いがあるのだけれど
何?
親友のお祝いだもの
出来ることなら聞くわよ子供が欲しいわ♪
境界をちょちょいと弄ればその位何とかならないかしら?
貴女達の幸せは貴女達で創りなさい
私が創っても仕方ないでしょうえーつめたいわー
何やかんやで貴方は白玉楼に残ることとなった
それまでの経緯は貴方と幽々子だけの物語
問題だらけの未来ではあるが、心配はいらない
大局を見通しあらゆるものを実現する幽々子、そしてあの幽々子を納得させた貴方なのだから
きっと様々な問題を、二人は難なく乗り越えていけるのだろう
空には、そんな二人を祝福するかのように、優しい日の光が差していたおしまい