名前:西行寺 幽々子

189面ボス   (8でショートカット説明書)

餌を与える

あ、こんにちは!

命蓮寺の門を抜けるなり、大きな声で挨拶をされる
声のする方に顔を向けると、響子が箒を持ってこっちを見ていた


ええ、こんにちは
相変わらず元気ねー

元気が一番だからね!
ところで今日は何の用?
聖様は今ちょっといないんだけど


ちょっとデートにね

デート!?
あ、そういえば結婚するって招待状きたもんね!
おめでとう!


響子は満面の笑みを浮かべて、貴方達に謝辞を送った

ええ、ありがとう

あ、でもここってデートするようなところじゃないと思うよ
人里とかどうかな?


あ、それは良いのよ
デートも勿論なのだけれど、彼に幻想郷の案内をするのも兼ねているからね

そうなんだ!
その人が幽々子の旦那さんになるの?


ええそうよ

へー
かっこいいね!
とっても優しそうだし!


貴女もいるではないの
彼とは結婚したりしないの?

彼?
私に彼なんていないよ
私ってほら、あんまり魅力ないし
私よりも、聖様とか星様の方が素敵だよ!


相変わらずねー
苦労しそうだわ


よく分かんないけど、私は全然苦労なんてしてないよ!
毎日楽しいよ!


「苦労」が自分のことだと思ったのか、響子は屈託のない笑顔でそう言った

ところで、貴女はキスとかしたことあるかしら?

なななな!?
きゅ、急に何で!?
えと…あ、あるけど…
あれは私をからかってやったんだよ!


確かに貴女は性格的に面白そうな反応をしそうよね

うう…
よく言われる…


ちなみに、どこにキスされたの?

今までの会話、そして響子の性格から、キスについては響子が一方的にされたと考えたのだろう
キスされたと決め付けた風に幽々子は言った


えと…く、唇…

それならからかってはいないと思うわよ

え!?
そ、そんなことないよ!
私って魅力ないし…


魅力があるかどうかは貴女が決めるものではないの
貴女と関わる方が決めるものなの
それに唇へのキスは、少なくとも嫌悪やからかうという感情で簡単に出来るものではないわ
キスする側として考えてみなさい
愛情のない相手に簡単に出来る?

出来ないけど…

それなら、相手は少なからず貴女に好意を持っているのよ
それが親愛か恋愛かは分からないけれど
もし貴女にその気があるのであれば、一度貴女からキスしてみればどうかしら?

ええ!?
むむむ、無理だよ!


まあキスでなくても良いのだけれど
とにかく愛情を示す行為をしてみなさい
その後の対応によって、その方が愛情を持っているか
持っているならばそれが親愛か恋愛かが分かるわ

でも…
私、幽々子みたいに相手の気持ちなんて分かんないよ…


簡単よ
その後にその方が頭を撫でたり軽く抱きしめたりしたら親愛
力強く抱きしめたり押し倒してきたりしたら恋愛
名前を呼んでもらうのも良いかもね
明るく呼んだら親愛、切なげに言ったら恋愛かしら

よ、よく分かるね…

ふふ♪
いずれ貴女も恋をしればそうなるわよ
参考にしてもらえると嬉しいわ

う、うん…
ちょっと考えてみる…


ふふ♪
さて、何だか恋愛相談みたいなことになってしまったわね
そろそろ移動しましょうか

幽々子の言葉に響子がどんな行動をするのか
少し気にはなったが、それは別の話
貴方は幽々子とともに移動を開始した




移動する
デートめいれん