次のあてなんてあるんですか？

とりあえず幽々子の後を飛んでいる俺と妖夢
自信満々に飛んでいる幽々子を見て若干不安になったのだろう
かくいう俺もだが
しかし、もう少しゆっくり飛んでくれないだろうか
妖夢の半霊にしがみついているだけの俺には、今の速度はとてもきつい
ここまでに何度死ぬと思ったことか…

妖怪賢者ともなると、何でも知ってそうじゃない？

そこはやめたほうが…
第一、マヨヒガってどこにあるんですか？

このまま真っ直ぐ行って、田中さんの家の裏を3メートル程進むとあるわよ

本当かよ…と俺、そして妖夢も思ったことだろう
幽々子は平然と嘘をつくし、嘘のような本当のことも平然と言うのでいまいち信用できない

なるほど、確かにそこならありそうですね

何故か納得する妖夢
田中さんの家ってそんなに変な家なのだろうか
そんなことを思っているうちに速度が落ちてきた
どうやら間もなく目的地に着くらしい


そして大冒険が始まる