いやー、終わったわねー
幽々子は大きく腕を伸ばすとそう言った
既に貴方と幽々子はお色直しを終えており、服装は変わっている
と言っても、幽々子は普段着だ良いではないの
あとは披露宴でしょう
あの面子で披露宴なんてすると、何が起こるか分からないわよ
服が汚れたり破れたりするかも
まあそんな理由もあるのだけれど、本当の理由は動きやすい服で行きたかったからよ
ほら、私余興に参加するし
幽々子は何故か余興に参加するつもりだった
内容については踊りをするらしいがさて、それではそろそろ行きましょうか
皆待っているでしょうし
これ以上待たせると、勝手に始めてしまうかも知れないわ
花見の時の前例があるだけに、幽々子の言葉も納得がいった
主役を除いて始めるのはどうかとは思うが
幻想郷に住む者は大体そうなのだろうかんー…常識のある方も結構いるわよ
ただ、自由な方のほうが多いかしら
幻想郷の大多数は妖怪だし、妖怪は基本的にそのような感じだしね
ほら、行かないと本当に始まってしまうわよ
幽々子はそう言うと、貴方の腕に自分の腕を絡め、披露宴の会場に行くよう促してきた次へ