名前:西行寺 幽々子

189面ボス   (8でショートカット説明書)

餌を与える

あら、このような場所にお一人でおいでとは珍しいですわね

妖夢と一緒に歩いていると、何故かシスターのような格好をした幽々子が現れた
それにしても、突っ込みどころのある台詞だ
祭だし人里なのだから、俺がいたところで何も珍しくはない
むしろ珍しいのは幽々子や妖夢ではないだろうか?
それに俺は妖夢と一緒にいる
…と思って妖夢のいたところを見ると、今度は妖夢がいなくなっていた


ここは戦慄白玉
西行寺家が住んでいた古い屋敷を改修し、お化け屋敷にしたものですわ
中身はお化け屋敷ですが、何分西行寺家にはとある噂がありまして…
どうやら以前から本物の霊が出るとか
ですので、中で起きることは必ずしも安全ではございません
もしかしたら…向こうの住人に誘われてしまうかもしれません

確かに建物はどう見ても白玉楼そのものだ
歩いているうちに道に迷った…はずがない
これだけ大きな屋敷を持ってこれるはずがない
そう考えると、大方紫が一枚噛んでいるのだろう
しかし、まさか白玉楼をお化け屋敷にした上、人里に繋げるとは
昨日までは何の変哲もなかったのに
俺は驚きつつも中に…


入らない
入れない

…何だこの選択肢のない選択肢は

…まさか入るおつもりですか
それは出来ません
貴方が入ってしまうと大変なことになってしまいますわ
貴方が驚かれたとき、恋人も友達もいない一人ぼっちの殿方の悲鳴が虚しく響くだけです
それはあらゆる意味で、当お化け屋敷の何倍も恐ろしく、そして何より切ないものです
むしろお化け側が泣いてしまうかもしれません、あまりの不憫さに
それでも入るのですか?
怖くて抱きついてくる恋人に、いけないと分かりつつセクハラをすることもできないのですよ?
本当に…お一人で…入ってしまうのですか?

何故お化け屋敷の入り口でここまで言われないといけないのだろうか
そもそも俺は妖夢を探さないといけない
入る前から正気度を失わせるようなお化け屋敷に入るわけにはいけない
せめてそれは妖夢を探し終えてからだ

…そう思いつつも、シスターの艶かしい魅力に負けた俺は、シスターの制止を振り切ってホイホイ中に入るのだった


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怖い祭02