おお…凄いわねー
機械が高速で動いているわー
貴方達はジェットコースターの前に来ていた
正直、日常的に高速で飛び回っている幽々子達にとっては面白くないかもしれない
そう思ったのだが、幽々子と桜の顔を見るに、その考えは杞憂だと気付いたでもこれ大丈夫なの?
桜とか吹き飛ばされたりしない?
貴方は幽々子にそのような心配がないことを説明したそれなら良いのだけれど…
ところで、こういうのって身長とか年齢の制限とかありそうなのだけれど…
ないようね
幽々子の言うとおり、通常はあるはずの制限が、このジェットコースターには存在しなかった
きっと進化したジェットコースターなのだろう
だから突っ込むのはやめようと思った
というか突っ込むのはやめてと言われた気がしたさて…安全ばーというのを付けて、と
これで良しね
程なくして、ジェットコースターが動き出す
徐々に上へ上へと上がっていく、ある意味一番の恐怖を超えると、突然高速で下に落ち始めた
その角度は地面とほぼ垂直であるきゃああああ♪
こわいわー♪
ほら、桜も叫びなさい
叫んだほうが楽しいわよー♪
どうやら緊張していたらしい
カチカチにかたまっていた桜は、幽々子の言葉を聞くと叫びはじめた
最初こそ恐怖交じりの叫びだった桜だが、段々と幽々子の叫び方に近付いてくる
どうやら楽しめているらしいはあ…楽しかったわー♪
心底楽しめた様子の二人
しかし桜はともかく、幽々子は飛べる
疑問に感じた貴方はそれについて聞いてみたあれとは全然別よー
だってあれは自分の意思で飛んでいるもの
それに、あれだけ高速では飛ばないし
あー、また乗りたいわー♪
幽々子は名残惜しそうにジェットコースターを見た次へ