あら…本当にすぐに終わったわね
殿方同士の語らいは終わったのかしら？

笑顔で俺を迎える幽々子
その手には縞パンが握られている

本当に変わらないわね
あの歳でこんなものを送ってきたらただの変態よ

確かにその通りだ
だが、それも意味があってのこと
女心の分からない男
幼い孫の下着を買うのにも苦労をした
下着一つにも我が儘を言う孫がその時に気に入ったのが縞パンだった
孫にとってはその時の気分だったとしても、男にとってはそれが本当に嬉しかったのだろう
そしてあまりの嬉しさに、女性に縞パンは喜ばれるという間違った知識でも覚えたのだろう
だからといってクリスマスプレゼント…しかも大人の女性に下着を送るのはどうかと思うが

ところで…
さっき時間をくれないかとか言ってたわよね
私に何か御用かしら？
サンタさん♪

相変わらず勘が鋭い
それとも俺の隠し方が下手なのか
せっかくサプライズにしようと思ったのに
思惑は外れたが、それでも良い
俺のプレゼントが幽々子に直接届くのなら
俺は持っていたプレゼントを幽々子に渡した

ありがとう♪
心優しいサンタさんには私からもお礼をしないとね

そう言うと幽々子は徐々に俺に顔を近付け…

（ちゅっ）
ふふ♪
メリークリスマス♪


リア充爆発しろ（おしまい）