名前:西行寺 幽々子

189面ボス   (8でショートカット説明書)

餌を与える

お燐、元気にしてた?

はい!
さとり様達はお変わりないですか?


うにゅ?
あれ、どちら様?


お姉ちゃんだよ

さとり様?
随分大きくなりましたねー
すると、こっちのピンクの方は?


私がさとりよ!
こっちはお燐!


みんな変わってないみたいですねえ

おりんの方は?

始めこそ戸惑いましたけど、最近は慣れましたねえ
毎日楽しく過ごしてます
燃やせる死体がないのが不満ですけど


貴女も相変わらずのようね

燐のところに行くと、燐の他に3人いた
会話からすると燐の飼い主のようだが、どうみても幼女にしか見えない


何だか失礼な方がいるわね

幼女の一人が突然そう言い出すと、俺の方に歩いてきた

初めまして
お燐が世話になっているわね
私は飼い主の古明地さとり
幼女ではないわ


あ、お兄さん

おりんの知り合い?

ご主人のところに住んでいる人だね

なかなか面白そうな人だねー
私、お姉ちゃん…古明地さとりの妹でこいしって言うんだけど、お姉ちゃんのことどう思う?


いつの間にか俺の目の前にこいしが現れ、俺にそう聞いてきた
どうと言われても、幼女としか思えない


だから私は幼女ではないと…
こいしも変な質問をするのはやめなさい


はーい

さっきから気になっているのだが、さとりはまるで俺の心を見透かしたかのように会話をしてくる
俺は一言も幼女と口に出してはいない
まるで幽々子みたいな幼女だ
この幼さで幽々子みたいに心を見透かせるなら…
急にさとりの将来が心配になってきた


生憎彼女と私は違うわ
彼女は相手の会話と仕種で思っていることを推測しているだけだと思うわよ
対して私は、貴方の思っていることがそのまま分かるわ


それは恐ろしい能力だ
しかし楽も出来る
わざわざ話さなくても会話が成立するため仕事もやりやすい


私を使って仕事をしようとしないで欲しいんだけど…
まあ良いわ
お空、彼に自己紹介をしてあげなさい


分かりましたー
私は霊烏路空
おくうで良いよー


そういえばお仕事って何かあるのかい?
あたいも手伝おうか?


折角の申し出だが、幽々子の真意を考えるとそれは駄目だろう
俺が渡すことに意味がある
俺は燐の申し出を断ると、封書を確認していく
…ないな


何それ?
くれるの?


残念ながらお空の分はないみたいよ
お空に限らず、ここにいる人の分がないらしいけれど


お姉ちゃん宛てのが見たかったなー
他の人のがあんな内容なら、きっとお姉ちゃんのも面白かったのに


こいし…貴女妙に会話に参加しないと思っていたら…
封書の中を見てたのね


無意識だから仕方ないよー
それにきちんと元通りにしたから、きっと分からないよ


おかしい…
封書はずっと俺が持っていたはずなのだが
いつの間に封書の中を見たのだろうか?


早く仕事を終わらせた方が良いよお兄ちゃん
早くしないとあの人に取られちゃうかもしれないよ


何が取られるのか皆目検討も付かなかったが、早く仕事を終わらせた方が良いのはもっともだ
俺は主催者側の人間だが、それでも花見を楽しみたい
俺はこいしの言う通り仕事を早く終わらせようと、別の場所に移動を開始した




移動
花見だよちれい