あら、やっと来たわね
なかなか来ないからもう始めちゃったわよ
おかしい
俺は幽々子の頼みで案内をしていたはずなのだが
何で俺が遅刻したような扱いをされているのだろうかふふ♪
あ、そうそう
貴方に頼まれて欲しいことがあるのよ
はい、これ
まだ承諾をしていないのに、さも承諾されたかのように封書を渡してくる幽々子
正直断りたいのだが…これを色々な方に渡してきて欲しいのよ
相手の名前は封書の裏に書いてあるわ
封書を渡すついでに、色々な方と仲良くなってきなさいな
もしかしたら運命の方に出会えるかもしれないわよ♪
なるほど、本当の狙いはそれか
いつも思うが、最初から本当の狙いを言えば良いのに
何で年寄りはこう回りくどいことが好きなのかそれでは頼むわねー♪
お婆ちゃんはちょっとはしゃぎ過ぎちゃったから、ここで一休みしているわー
頑張ってー♪
幽々子はそう言うと近くの座布団に座ってくつろぎ始めた
名前だけでどうやって封書の相手を探せというのか
まあ…いってくるか…
俺は内心ため息をつきながら、ウォーリーを探せをすることにした封書の配達へ