ミスティア
彼女はよく気が付く性格のようだ。
やはり女将をしているし、商売上必要な能力だからだろう。
おかげで、私の疑問への答えと出汁が全部流れてしまった。
仕方がないのでもう一度入ってもらう。
いえ、入らせる。


はたて
私の言葉が彼女の心に届いたのかは分からない。
しかし、前向きな返答が来たことを考えるに、きっと届いたのだろう。
相手は同じ天狗か、それとも人間かは知らないが、頑張って欲しい。