ミスティア
面白がっていたことがばれてしまった。
まあばらしたのだけれど。
それにしても、セクハラばかりだなんて心外だ。
そんなにした記憶はない、多分。
それどころか、最近では彼女のほうからキスをしてきた気がする。
つまり、きっと彼女も嫌がっていないはずだ。
嫌がっていないならセクハラではないはず。
はたて
会ったことがあるかも…ということは、やはり彼なのかしら?
冥界に行ったり妖怪の山に行ったりと、彼も大忙しのようだ。
もしかしたら他のところにも行っているかも。
まあ悪い人ではないのは確かなので、今後も彼女と仲良くして欲しい。
早苗
急に怯えはじめた彼女。
まるで自分に言い聞かせるように、私の言ったことを否定している。
冗談だったのだけれどこれは面白い。
もう少しからかってみよう。
芳香
死体だから何もしないだろうと考えてセクハラしてくるらしいけれど、彼女は動いているし何でも食べる
とても危険な生き物だと思う、死んでいるけれど。
私も何度か愛を説かれたこともあるし、もしかしたら外の世界では普通のことなのかしら?
さとり
彼女相手に隠し事をしても仕方がないので、正直に怖いと告げる。
嘘も悪戯も通用しないだなんて、私にとっては脅威でしかない。
悪い方ではないので、私の真意を知っても悪用はしないと思うけれど。
しかし彼女とは仲良くしておくべきだ。
彼女は何気に付き合いやすいし可愛いし、なによりいつまたキョンシーに食べられるか分からない。
その時のために火車を借りれる状況にしておかなければ。
彼女を利用するわけではないけれどやはり命は大事だ、命がない私でも。
03月31日