ミスティア
そんなにセクハラをした記憶がないのだけれど、何故か彼女の中で大事になっている。
このままだと嫌ってしまうようなことを言われた。
多分彼女の性格的に私を嫌うことは無理だろうけれど、敢えて彼女の忠告に従ってみる。
さて、どんな反応をするかしら?
はたて
彼女の面倒を見るために、わざわざ妖怪の山に登っているのだろうか?
そうだとすれば、お人よしにも程がある。
人間が妖怪の山に入るなど、自殺行為でしかない。
恐らくだけど、彼は彼女を必要としているのだ。
余計な言葉だったかもしれないが、それを彼女に伝える。
芳香
常識に囚われない変態が多いと言われた。
確かにそうかもしれない。
だが、きっと悪い変態ばかりではないはずだ。
だから嫌わないであげてほしい。
…何で私が変態のフォローをしているのだろう。
さとり
保険を手に入れた。
これでもう私が食べられることはないだろう。
恐らく呼ぶことはないだろうけれど。
ところで彼女の能力でふと思い付いたことがある。
私の失われた記憶である、生前の記憶を呼び起こすことは出来るのだろうか?
紫が決して教えない私の記憶。
多分嫌な記憶なのだろうけれど知りたい。
04月01日