ミスティア
予想通りの反応が返ってくる。
これだから彼女は面白い。
しかし、まさかここまで慌てられるとは思わなかった。
これは実質キスの許可をしていることを、彼女は分かっているのかしら?
はたて
言ってはいないし言うつもりもないが、一人の面倒を見る為にその一人の下まで赴く。
しかも妖怪の山という、人間にとってとても危険な場所まで。
これには相当な理由があるのではないかと思う。
彼女がそれを考えているかは分からないし、彼女の想い人が私の考える理由なのかも分からないけれど。
一つ分かることは、彼女の想い人にとって彼女は特別であるということ。
特別な二人は一体どの程度の仲なのかしら?
さとり
多分だが、彼女は私の生前について知っている気がする。
言い回し、態度がそれを物語っている。
あくまで推測だから聞くことは出来ないけれど。
知っている上で伏せている。
そんなに悪い過去なのかしら?
これは蛇足だしどうでも良いが、ランキング上でのサトリ姉妹のやりとりが何だか微笑ましい。
彼女もからかわれているだけなのだろうが、心を読めない彼女はそれに気付かないのだろう。
04月03日