ミスティア
失神中な彼女を勝手に抱き枕にして眠ろうとしたが、これでは面白くない。
そう思った私はとりあえず服を脱ぐ。
この姿で一緒の布団で寝ていたら、間違いなく面白いことになるだろう。
もしかしたら途轍もない事態になってしまうかもしれないけれど。
まあ…その時はその時だ。
はたて
とても良い寝心地だった。
おかげで快眠が出来た。
彼女はずっとあの状態なので、とても疲れたかもしれないけれど。
取り敢えずお礼を言わないと。
早苗
まさか…と言われたけれど、生憎私は彼女の想い人の心当たりが一人しかいない。
その一人が現在絶賛失神中なのだけれど。
お陰でそちらの方に聞くことも出来ない。
どうしてこんなことに…。
しかし、もしかしたら私の心当たりは当たっていないかもしれない。
いや、きっとそうだろう。
何とか彼女から聞き出せないだろうか。
芳香
まるで子供のように喜ぶ彼女。
褒められて悪く思う人はなかなかいないと思うけれど、まさかこんなに喜ばれるとは。
しかし、急に「もっと褒めて」と言われても、瞬時には思い浮かばない。
とりあえず彼女の能力である「何でも喰らう程度の能力」について褒めてみよう。
さとり
この流れでいくと彼女を襲わないといけなくなってしまう。
それは理解しているのだけれど、どうしてもあれは言わなければ。
従者二人の台詞を使っておいて、あの方だけ反故にするわけにはいかない。
戯れは終わりじゃ!
04月24日