名前:明智小衣

天才美少女明智小衣のIQはざっと99億ってとこね!

小衣さま~♪

このワードをみたら(かんりにんが)小さいころを思い出したのでお話いたしますわ





私の初恋は中学校2年生だった

相手は6つも年上の教育実習生

ガキっぽい同年代の男子に飽き飽きしてた私はちょっと年上の彼に一瞬で惚れてしまった

顔も好みだったんだけど、何よりもいつも素敵な笑顔(結局顔ですね)で接してくれて、性格に惚れたとかいう感じじゃないのは自分でも分かっていた

男は顔よりも中身っていうのは分かっていたつもりだったけど、性格なんかどうでもいいって思えたのは初めてだった(今考えたら騙されて損する女っぽくてかなり危ないですね)

他の女子も「あの人かっこいいよねー」って言ってたから余計に焦った

私はとにかく勉強(数学)の質問をしに何度も彼のとこへいき、まずは自分のことを覚えてもらおうと頑張った

2週目からは勉強の質問ついでにたわいもない話も始めた

彼は教育実習生だから忙しいだろうに、ただの愚痴まで嫌な顔一つせず、ずっと話を聞いてくれた

その頃、クラスの女子たちに「狙ってるのー?」と言われて、素直に「う、うん…」って答えた

すると、驚愕の事実を突きつけられた…



もし私が告白して付き合うことになった場合、彼は教師になれなくなると…(これマジです)

「気持ちは分かるけど……諦めないとね」と言われ、その場で半泣きした

だけど諦めきれなかった私は、教育実習期間が終わり、最後の挨拶を終えて職員室に戻る彼に手紙を渡した

内容は忘れたんだけど、多分「私が高校を卒業した時に告白してもいいですか?」みたいな文を書いた

痛恨にも私の連絡先を書き忘れていたのを家に帰ってから気付いた

また泣いた




翌日、担任の先生が終礼後に私にこっそり手紙を渡してきた

差出人は彼の名前だった

すぐにトイレに篭って読んだ




そこには『気持ちは嬉しいけど、君には今の私よりももっと良い人がいますよ』みたいなありきたりな定型文での断りが書いてあった

ですよねー…って感じで半分想像してたのもあり今度は泣かなかった

そして何気に手紙をめくったら裏にも文があった

『もしかしたら5年後の私かもしれませんね』

……

……

ええ、

うーん

ちょっとドラマの見すぎ?

というわけで一気に気持ちが冷めた

今ではとっても良い思い出ですね


そんな私は来年の5月から母校の中学校に教育実習として3週間頑張るつもりなのです

きゃー!迫られたらどうしよー!

……

(ヾノ・∀・`)ナイナイ とか言うな
片想い