…私を狂わせたいのか。悪い子だな、○○は。
そんなことをすればどうなるか、知らないはずも無いだろう。私とお前は種族が違う。
鬼は人間よりも力が強く、身体も頑丈だ。
お前を手に入れるためなら、どんな傷だって平気なんだよ、私は。
同時に…邪魔立てする者を少し捻ってやるだけで、その命を摘むことだって出来る。
私と○○だけの世界に不要な者は誰だ?

お前とたった二人きり…それがきっと、私の望んだ異種族共存の夢の形なのだろうな。


(あなたの頬を優しく撫でるローベリアの手は、柔らかそうな見た目に反して硬い皮膚をしている。剣を握る手だ。人を殺める武器を握る──)

◎ヤンデレて