(七夕だね、鈴!
うきうきとした調子で、あなたは今日も鈴に話しかける。
ねえ、短冊書いた?
そう尋ねると、鈴は「ああ、うん」とぼんやり答えた)

…どうせお前のことだ、見たいとかいうんだろ。
どうせなら皆のぶんみてやろーぜ。
もう飾られてるはずだしな。

(そう言うと、手近にあった笹の枝を引き寄せた。
短冊がぶら下がってる)

七夕2012