○○……?
(泣きながら部室へとかけていくと、無人なはずのそこには若松先輩がいた)
(す、すいませ…っ)
待てよ
(出ていこうとすると、手首を掴まれて引き寄せられる
そのまま若松先輩に抱き締められる体勢になり、見上げると、いつになく真剣な眼差しの先輩がいた)
言ってみろよ。何があった?
(……)
青峰、だろ。
(!)
…だから言ったんだ、青峰は止めとけって。
(先輩は苦しそうな表情で独り言のように呟いて、私を抱き締めた)
(力が強くて、少し痛いけれど、それが心地よくもあった)
オレはオマエを泣かせたりしねえ。
…だから、
オレに、しとけよ…!
泣く