目を閉じると脳裏にある風景が浮かんだ
突然降って来た、雪……?
泣いてる男の子…それから、まだ小さい私……
「おまえなんか、生まれて来なければ良かった…
雪…降ってる…嫌だ…母上が…うわあああぁっ!!」
「どうして、ないてるの…?ないちゃうとね、しあわせがにげてくって、おにいちゃんがいってた」
「雪なんて、見たくないんだ…。嫌な思い出を思い出すから…」
幼少期の私は、その4つ程年上のお兄ちゃんの涙に指で触れた
「え………」
「だいじょうぶだよ。「」がおともだちになったもん!…約束」
遠い、昔の思い出…。
一度だけ会った事のある男の子…
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