白蓮「まだ私がいます。今度は私と勝負を……」

諏訪子「もう遅いよー。内輪揉めしている間に食べちゃった。……けぷ」

いつの間にか、携帯ガスコンロと鍋が置かれており、キノコが茹でられて諏訪子の腹の中に入ってしまったことが伺える。

白蓮「そんな……」

しかし諏訪子の体は何も変化しない。

貴方「もしかして……さっきのは」

魔理沙「ただのベニテングタケ……?」

諏訪子「ちょおおっ! それ毒キノコじゃん! ……はりゃ、ちょうちょさんがいっぱーい」

どうやら体を大きくするキノコではなかったようである。諏訪子は幻覚でも見ているのか、フラフラとあちらへこちらへ飛び回っている。

神奈子「あちゃー、遅かったか……」

穣子「諏訪子さん……」

神奈子「早苗から『体の大きくなる赤いキノコ』の話を聞いて諏訪子が飛び出したっていうから止めようとしたんだが……」

穣子「キノコは素人が勝手に採ったら危険なのよ? ほら、これが貴方の探していた体を大きくするキノコ。
あの後貴方達が間違えて毒キノコを食べたりしないか心配になって、この辺りに詳しい神奈子さんに協力して探して貰ってたの」

赤いキノコにかぶりつこうとするあなたを制止する穣子。

穣子「まだ食べちゃ駄目よ? ちゃんと火を通して毒を抜かないといけないの」

神奈子「へぇ、これが小さくなった○○か。なんだか早苗の小さいころを思い出すなぁ……」

小さくなったあなたに興味を示す神奈子。勝手に抱きあげてあやしているが……、記憶はそのままなのでちょっと憤慨するあなた。

諏訪子「あーうー……。ただの毒キノコだったとは……。まったく、酷い目に遭った……」

茹であがったキノコを今度こそ頬張るあなた。
直後、小さい子供の体だったあなたは、光に包まれ、元の姿に戻った。

白蓮「よかった、ちゃんと元の姿に戻れましたね♪ 神奈子さん、穣子さんありがとうね」

元に戻った貴方も改めてお辞儀した。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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