(その頃永遠亭……)

蒸し暑い調合室で月のウサギとそのお師匠様がせっせと薬を調合していた。

永琳「ウドンゲ、その薬草をすりつぶして! それからあっちの溶液と撹拌して熱を持ったらそっちの粉末を……」

テキパキと指示を出していく月の頭脳。何を作っているのか、それは○○の体に起きてしまった「副作用」を中和するものであった。かなりのペースで調合が進められているが、日は既に沈み、宴会開始までに間に合わなかったことが分かる。

だからこそのこのハイペース。

鈴仙「大丈夫かなぁ……」
永琳「なんだかんだ言ってあの子は住職サマ譲りの真面目な性格だからそう簡単に流されはしないわ。さあ口より手を動かして」

黙々と調合を進め更に時が流れ……。

鈴仙「お師匠様、出来ましたね!」
永琳「あとは命蓮寺に向かって彼にこの薬を投与する。これで全てが元通りよ」

大惨事を迎える前に間に合ってくれ……。その思いを胸に二人は永遠亭から勢いよく飛び出した。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら