永遠亭で処方された「免疫強化剤」。服用するとたちどころに眠気に襲われるが、その間に体内に備わった免疫が外敵を、つまりウイルスを撃退する能力が強化され、目覚めるころには風邪が治っているというシロモノ。副作用は眠気に襲われる以外にもあったと考えるのが妥当だろう。

紫「そう。○○の受けた治療というのは免疫を強化させることだったのね。なるほどなるほど……。推測だったのだけど確信に変わったわ。貴方が強化されたのは免疫だけではないのよ」

実際にそこに居合わせたわけではないというのに、このスキマ妖怪は核心に迫る言動を続けていた。さすがだ、何でもありなんだな……。

紫「○○が強化されたのは免疫の他にフェロモン分泌能力。平たく言うのであればメスを惹きつけるオスの香り……よ」

ふぇ、フェロモン!? フェロモンといえば人類の場合は腋の下から分泌されるものではあるが、人類に果たして有効なのかというのは疑問視されている。

つまり俺が薬を服用することで免疫を強化した際にフェロモンも一緒に強化されてしまい、少女達は汗の匂いを嗅ぐ、直接舐めるなどして俺にメロメロになってしまったということらしい。そんなバカげたことが……いや実際に起きている。幻想郷ではつくづく役に立たない常識的思考。

異変の核心に迫る俺と紫。そして一方の「いささか大きすぎる子猫」はというと……。俺の服をはだけさせて胸のあたりをペロペロ舐めていた。く、くすぐったい……。

幽々子「~~~♪」

もうやりたい放題である。引き剥がそうとしてもビクともしないので大人しくしているほかない。こちらが抵抗しないからか、さらに積極的にペロペロと……。お、おまっ、どこ吸ってるんだっ! 俺は母猫じゃねぇっ!

幽々子「おいしぃ、おいしぃの///」

散々体中を弄り回されて敏感になっていた胸が舐めたり吸われたりすることで、体中に電気が走ったかのような快感が走る。その甘い痺れに思わず体をのけぞらせてしまう。その様子を冷静に見ている紫はやはり何かを思いついたかのようにポンと手を打った。

紫「やっぱり……。ここに誘って正解だったようね。フェロモンといえば一般的には腋の下といいますが、もしかしたら貴方の体液という体液がみんなフェロモンになっているのかもしれないわ」

体液という体液……。嫌な予感しかしない。こいつらが俺から搾り出そうとしている体液ってのはまさか……



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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