宴会の詳しい日時を告知したり、食材を集めていかなければならない。まずは紅魔館の皆にお知らせだ。銀翼を駆って霧の湖を抜けると赤レンガの屋敷に到着。門の前では美鈴が仁王立ちしており、しっかりと侵入者ににらみを利かせていた。

急いでいるので、彼女に伝言を依頼しよう。アールバイパーから降りると門番の名前を呼ぶ。

美鈴「……」

赤毛の妖怪は門の前で仁王立ちしたまま微動だにしない。ああやっぱり、寝てるよこの門番。それも目を開けたままだというのだから器用である。目を覚ますように呼びかけ、ようやくこちらの存在を認識したようだ。

美鈴「……ごめんなさい。ぼーっとしていました」
貴方「今日命蓮寺で宴会やるんだけど、詳しい場所や時間はこの招待状に記したよ。人数分あるから配ってほしい」

それだけ言うと足早に紅魔館を後にするが、美鈴はまだボーっと突っ立ったままである。あのままだと咲夜さんに注意され、そこで咲夜さんが宴会の情報を得て、そこから広まるといったところだろう。

そのまま妖怪の山に向かい、更に上昇して天界、白玉楼と巡る。次に地霊殿に向かい、それが終わると人里で買い出ししつつメンバーを誘い、告知が終わるころにはもうお昼も過ぎていた頃であった。

どういうわけか、俺が宴会の告知をすると皆が皆驚く。そりゃそうだ、お酒を飲めない白蓮さんが宴会を開くはずもないので、命蓮寺で宴会だなんてことは俺がいないと考えられないことなのだ。

あまりの衝撃に思考停止を起こすのか、みんなボーっと呆けるのだ。俺がこうやってアクションを起こしていなければ命蓮寺はいずれ孤立していたかもしれない。頑張って企画してよかったと思っている。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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