大体の少女に告知を終えて買い出しも済んだ。命蓮寺で準備を進めようとした矢先、アールバイパーの魔力レーダーが異常な魔力を観測、すさまじい勢いで接近しているらしいことが分かる。

貴方「速いっ……!」

不意の一撃に備えて臨戦態勢を取るが、その正体は鴉天狗の新聞屋であった。このツインテールのブン屋は……念写するほうか。

はたて「あの戒律に厳しい命蓮寺で宴会ってだけでオドロキなのですが、○○さんがここに至るまでにどんな考えを持っていたのかをぜひとも密着して取材を……」

足早に追いつくとやいのやいのと騒ぎ立てる。

貴方「密着も何も準備はもうすぐ終わるぞ」
はたて「ですからね、いろいろと聞きたいことが。あの、中に入っていいですか?」

よくねーよ! コクピットに張り付くと無理矢理開けようとする。そんなことされてはたまったもんじゃないので何とか振り落とそうと機体を揺らすがまるで効果がない。

貴方「仕事の邪魔をするなら容赦しないぞ!」

いよいよダメそうだと悟ると、レイディアントソードを取り出そうとするが、それよりも速く別の鴉天狗が急接近してきた。文までやって来たよ。ああもう、事態がややこしくなる!

文「○○さんは私が独占取材するんですっ!」
はたて「そんなのずるいよ! 私だって○○さんのことをよく知りたいもん!」
文「そんなだから素人なんですよ! あくまで新聞のネタだというのに、自分が知りたいだなんて……おかしくって笑いが出ちゃいますよ」
はたて「なんですってー!」

わわっ、こいつら弾幕しだしたぞ! 天狗同士の本気の決闘だなんて巻き込まれたらひとたまりもない。足早に俺はこの場を後にした。

(何とか距離を取り……)

なんか皆様子が変なんだよなぁ。そんなにこの宴会の企画が衝撃的だったのだろうか? もっともあの鴉天狗二人は平常運転にも見えるけど……。

それにしても汗かいちゃったよ。早いところ命蓮寺に戻って水浴びでもしよう。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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