(青年水浴び中……)

ふぅ、サッパリした。すっかり汗を流した俺は体をふいて着替えを済ますと宴会会場へと向かう。その途中の廊下で白蓮とすれ違った。

白蓮「急に外に出ていったと思ったら全然連絡もよこさないで……。心配しましたよ」

そういえば何も告げずに丸一日命蓮寺を出ていたのだ。すまないと軽く詫びると

貴方「ご、ごめん。でも今日の宴会は絶対に成功させないといけないから」

白蓮「そんな肩肘張るものでもないでしょう? でも治ったようなので何よりです。机のセッティングなら私がやっておきましたので、食べ物やお酒を配置して頂戴な」

結局白蓮さんにも手伝ってもらう形になったか……。まずは飲めない人や飲み過ぎた人が休憩するスペース及び白蓮さんの席は……このあたりでいいな。お菓子とソフトドリンクを主に置いておく。確か早苗さんは飲めなかったからね。

一輪「なるほど、聖様の席付近が避難所になっているのね。まあ私はそっちいかないけど」

途中で他の命蓮寺メンバーも加勢してくれた。皆なんの気兼ねなしにお酒が楽しめるとあって浮足立っているようだ。

セーフティゾーンを設定すると、あとはバランスよくおつまみやお酒を置いていく。ストックの飲み物を冷蔵庫に入れる。よし、こんなもんでいいだろう。

貴方「よし、そっちも配置したね? それじゃああとは皆が来るのを待つだけだ」

少々気合い入れ過ぎた気もするが、せっかくの機会、無駄にはできない。

ムラサ「はやく始まんないかなー? たらふく飲みたいわ」
星「お食事も魅力的ですよねー」

白蓮「いいですか、あくまでコミュニケーションツールなのであってガブガブ飲むものではありません。特に星ちゃんはその傾向が強いのでより気を付けるように」

そんなお小言も耳に入っているのかいないのか、いよいよ招待した少女達がわんさとやって来た。

ああ、緊張してきた……。汗が一筋タラりと垂れる。早く俺ものどを潤したい……



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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