バツの悪そうな顔をする俺に永琳が近寄ると額に指を当てた。

永琳「貴方は色々と自分で背負い込み過ぎよ? ウドンゲから永遠亭で寝ている間に宴会がどうのって寝言を繰り返したなんて聞いたし。外界出身の○○だけど、決して貴方は一人じゃないわ。今回の異変は貴方にそれを教えるために起きたのかもね」

なるほど、そういう解釈もできなくないな。ある意味では俺が一人で突っ走り続けた結果なのだ。反省せねばならない。

貴方「そうだ、俺の体に起きた副作用を中和する薬を……」
永琳「ごめんなさいね、用意していた薬はみんなダメにしてしまったわ」

何故だろうか、永琳は全く悪びれずにそんなことを言い放っていた。待ってくれと叫ぶ俺の声を無視して、彼女はくるりと踵を返した。後ろを向きながら一言。

永琳「それに……今の○○に中和剤を処方する必要はないわ」

それだけ言うと彼女は地面を蹴り、飛び上がる。えっ、それって俺がもう薬の副作用から解放されたってことに……。

でも考えてみればそうだろう。俺達を起こしに来たコンパクは普通の反応に戻っていた。甘えん坊だけど生真面目な彼女らしい振舞いであったのだ。そうか、あれだけ激しく号泣したのだ。すっかり薬の副作用が涙と一緒に流れ落ちてしまったのだろう。

じゃあ白蓮さんが口づけしたあの瞬間は? あれはなおも口答えする俺を黙らせるための手段であったが、あんな大胆な方法は普通の相手には使わない筈。

あれは俺のフェロモン体液がそうさせたに過ぎないのか、彼女の本心であったのか……それは俺には分からないし、白蓮さんに尋ねても答えは出ないだろう。

唇をそっと押さえながら隣で直立する白蓮さんの横顔を眺める。真意はどうあれ唇を重ねた事実は覆らない。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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