大臣(青娥)「王様、姫と結ばれるのはこの私の息子なのではないですか? そんなどこの田舎者か分からないような方に嫁がせるのですか?」
大臣の息子(芳香)「そーだそーだー!」
どうやらこの国の大臣の声だったようです。確かに魔法のランプを手に入れる前は田舎者どころか辺境の貧乏人だったので○○は言い返せません。
王様(神子)「しかし君の息子は姫をあまり好いていないようではないか。名前すら憶えていないのだろう? 私の娘もあまり良い印象は持っていない。ハッキリ言おう、私と血縁関係になって力を持とうとしているのが丸見えだ。これでは息子さんも可哀想じゃないか。だって君の言いなりになっているだけなんだもの」
が、代わりに王様が過剰なほどに助け舟を出してくれます。
大臣(青娥)「だからと言ってその男だってよく分からないではないの。ならば結婚を急ぐことなど……」
大臣も負けじと正論をぶつけてきました。
王様(神子)「むう、確かにそうだな。ではこうしよう、○○といったな、2か月の間、奇数の日付は芳香が、偶数の日付は○○が、娘の彼氏となることを許そう。その間に娘の欲しいものを聞き出しこの宝箱いっぱいに詰めて献上する。この試練を乗り切った方の婚姻を認める。これなら公平だろう?」
大臣(青娥)「ふふん、楽勝ですわ。その成金野郎の化けの皮を剥いで見せましょう」
決まりのようです。そしてこの勝負が始まって最初の偶数の日、さっそく○○は王様の娘「白蓮」に会いに行きます。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら