魔法のランプを奪い取った大臣はさっそくランプをゴシゴシとこすり始めます。するとやはり紫色をした煙でできた大男が現れたのです。
雲山「我はランプの魔神。ご主人、何を望む……?」
余りにもうまくいったので思わず高笑いをしてしまう大臣。もちろん願うのは……。
大臣(青娥)「まずはこの私を大魔法使いにするのです!」
ランプの魔神の目がギラリと赤く光ります。そして大臣に流れ込む膨大な魔力、世界一の大魔法使いになったのです。
大臣(青娥)「私の息子を白蓮姫と……いや、そんなまどろっこしいことはやめ。この私を王様になさい!」
ランプの魔神の目が再びギラリと赤く光ると、神子王の住まう宮殿へと押し入ります。
王様(神子)「ななな、何事ですっ?」
自分の家来が煙の大男と一緒に窓から押し入ってきたら王様だってこんな反応します。そのままランプの魔神は王様を握りつぶさん勢いで鷲掴み。
大臣(青娥)「よくもこの私に大衆の面前で大恥をかかせましたわね。王を愚弄するものは地下牢に押し込んでおしまい!」
自分の息子を使って王族に近づこうとして、でもどこの馬とも知れぬ若者に負けて、恥をかいた。大臣はそう思っているようです。
王様(神子)「王だって? それは私だ。こんなことして後でどうなるか分かって……」
ギリギリとランプの魔神が強く握りつぶすと反論の声はうめき声へと変わります。
雲山「王様は青娥。青娥王、万歳!」
そのままランプの魔神は力任せに鉄格子に王様を押し込んでしまいました。
大臣(青娥)「次は白蓮姫と○○ね。あいつらさえ消せばもはや私を邪魔する奴はいなくなるわ。そうしたらこの王国は私のもの!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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