ひとまず外は寒いからということで○○とネメシスは魔法使いの家に招かれます。こうやって落ち着いた場所で話すのは初めてなので互いに名乗り合い、ひとまずはお互いに無事であったことを抱き合って喜び、そしてここまでの経緯を打ち明けます。
一輪「あの時は本当にごめんね? もっとしっかりと説明しておくべきだったわ。でも指輪のおかげで助かったなんてね。それで、魔法のランプはどこ?」
そう、呼び出すとどんな願いも叶えてくれるランプの魔神の入った魔法のランプ、それは他でもない一輪の持ち物だったようなのです。
貴方「そ、それは……」
腹をくくり、○○は今まであったことを正直に全て話しました。魔法のランプを持ち帰り、お金持ちになったこと、王様の娘と結婚したこと、悪い大臣に騙されてランプを奪われ、中の魔神にここまで投げ飛ばされたこと……。
一輪「そう、そんなことが……。でも納得がいったわ。それで貴方はここに飛ばされたのね。分かったわ、全て正直に話してくれた○○には、私の……いえ、私達のことも全てお話ししましょう」
フードを取るとその素顔が美しい少女のものであることが分かり、○○は思わず息を飲みます。彼女はそのまま真剣な表情で話し始めました。
一輪「私があの魔法のランプを追い求めていたのにはね、理由があるのよ。とても、とても大きな理由が」
どんな願いも叶える魔神です。欲しくないなんて人はそうそういないでしょう。でも、一輪はそういう理由で魔法のランプを求めていたわけではないようです。
一輪「あのランプに住んでいる……いえ、閉じ込められている魔神の正体、それは私のお父さんなのよ」
貴方「な、なんだって!?」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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