○○は得意げになり古びたランプを見せつけます。
貴方「魔法のランプを取り返したぜ」
しかし負けじと得意げな表情を崩さない青娥。
大臣(青娥)「それはニセモノですわ。そういう姑息な手を使われた時の為に宮殿にいくつかニセモノを置いてありますの。本物はもちろん私が持っていますわ」
貴方「ほぉ、じゃあ自分が間違えちまうってこともあり得るな。それ本当に魔法のランプかい?」
そうやって不安をあおり、懐から魔法のランプを取り出させます。しかし、取り出した瞬間、ランプは青娥の手から離れ、ブラックホールへ吸い寄せられていきます。
大臣(青娥)「あっ……」
急いで取り戻そうと小型ブラックホールに身を乗り出す青娥。その瞬間を○○は見逃しませんでした。狙いを定め、飛ばされたランプにショットを放ちます。
…………
……
よし、命中! 魔法のランプは風穴を開けられ、そのままショットの連射で穴だらけになるとバラバラになりながらブラックホールの中へと消えていきました。
するとどうでしょう。あれだけ苦しんでいた雲山がその苦痛から解き放たれ、一輪と抱き合っているではありませんか。
一輪「ああっ、パパ! パパぁー」
雲山「おお、その声は……。一輪、しばらくぶりだのぉ!」
親子水入らずではありますが、まだ終わっていません。ブラックホールに身を乗り出したせいで魔法のランプを失うわ自分で生み出したブラックホールに吸い込まれそうになるわ。そんな青娥がまだ残っています。
大臣(青娥)「ランプ、ランプ、らんぷがぁー!」
貴方「そんなにランプが欲しいなら……くれてやる! そらっ!」
○○が投げつけたランプは青娥の額に命中。その衝撃で両手が異次元への穴の淵から外れてしまいます。
大臣(青娥)「いやぁぁぁぁ!」
哀れ、大魔法使いとなった青娥は自分の魔法で生み出した異次元につながるブラックホールに飲み込まれて自滅してしまいました。
貴方「終わった……な」
青娥を吸い込むと、ブラックホールも消えていきます。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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