ビックバイパーが慎重に飛行しているその頃、はじめにシャイニングコアが足入れを行います。ですが、きつくて履くことが出来ません。
義姉B(シャイニングコア)「ああん悔しい!」
秘書(衣玖)「これはアウトですね。ではそちらの青い方」
ガクリと肩を落とすシャイニングコア。続いてクリスタルコアが足入れを行おうとしますが、前に出る前に義母に止められます。そして耳元でボソボソと……。
義母(テトラン)「(ボソボソ)待ちなさい、このままだと貴方もアウトになるわ。そこで、触手を使うのよ。触手を押し込んで足に見立てるの」
義姉A(クリスタルコア)「(ボソボソ)えぇっ? イヤよ! 靴を触手ではくだなんてはしたなすぎるわ」
義母(テトラン)「(ボソボソ)何言ってるの? 王子様と結婚できたら今よりももっとリッチな生活が約束されるのよ? ちょっとくらいはしたなくてもお転婆路線で攻めればあのウブそうな王子ならイチコロよ」
義姉A(クリスタルコア)「(ボソボソ)でも……」
義母(テトラン)「(ボソボソ)既成事実を作っちゃえば最初の不手際も笑い話ですむわ! やるの? 諦めないの?」
どうやら拒否権はないようです。
秘書(衣玖)「あのー、聞こえませんでしたか? 足入れをお願いします」
秘書の一言で義母はクリスタルコアを押しやります。そして渋々とではありましたが、言われたとおりに触手をガラスの靴に入れたのです。そして王子○○がそれを確認するよりも早く……
義母(テトラン)「まあピッタリ!」
凄まじいゴリ押しです。確かに靴いっぱいに足が広がってはいますが、これは触手なんですから。
衣玖「ふむ……確かにピッタリのようですね」
貴方「いやいやいや! おかしいでしょ? ガラスの中で触手をぎゅうぎゅう詰めにしてるの丸見えだからね?」
貴方の的確なツッコミに噛みついたのはテトラン。
義母(テトラン)「何寝ぼけてまして? ピッタリではないですか。それともアレですか、こんな触手生えた娘はいらないってこと!? 王子ともあろうものが人種差別とはどーなんでしょうね!?」
胸ぐらをつかまん勢いで詰め寄るテトランに貴方はタジタジです。
秘書(衣玖)「参りましたね。これはいわゆるモンスターペアレントってやつです」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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